職員の声


社会福祉法人一幸会に入職してン十年、そして定年後の今もなお法人の事業経営に尽力してくださっている諸先輩方。まさに法人にとってプラチナ(ゴールドの上をゆく)のように光り輝く存在です。名付けて『プラチナ座談会』。平成30年1月26日、寒の夜に美味しいケーキとコーヒーをいただきながらお話を伺いました。

司 会

 本日は3つのテーマに絞ってお話をしていただこうと思います。
    1つは『定年後も一幸会を選んだ理由』
    2つ目は『一幸会今と昔』
    3つ目は『若い人へのエール』です。
 それでは開催にあたって、代表より一言お願いします。

(J)   

 僭越ではございますが、一言。
 皆さん全然変わらなくて、いつまでも若々しくて素晴らしいと思います。やはり働いているからと、私は思っています。素晴らしいです。他所では「もうたくさんだ。」と言ってやめていく人が多いそうなんですが、 「うちはそういうことはなくて働いていますよ。」と言うと、「どうやって引き止めるんだ?」と言われました。「それはみんなが仲がよくていい人ばかりだからだと思うよ。」と話しております。だから法人のために力になっているので頑張っていきましょう。今日はそのための、まず美味しいもの食べながら・・・はい、以上です。

 司 会 

 早速ですが、『私が定年後も一幸会を選んだ理由』についてお話を伺いたいのですが、(継続雇用の)先駆けである B さん、どうですか。

(B)

     私は60歳定年になってから2年間『健楽園いこい』に行きました。退職して1年目は少しゆっくりしたいと思って1年間家に居まして、次の年からまた勤めました。
  一幸会を『選んだ理由』は、自分がしてきた仕事だから慣れているということもあります。ただ、年を取ってくると名前を覚えたり様々なことを覚えるのがだんだん容易でなくなってきました。今、すごく大変です。本当に覚えるのが、・・・。
 「ほれほれ、あの人、誰だっけー。」ってそんな感じですけどもね。(周囲から笑い)
選んだ理由って言われても困るけど、やっぱり自分がしてきたことだからわかる、ということだからかな。

司会

やっぱりつながりがあるというところですね。

(B)

そうですのー。職員も覚えている顔見ると気持ちがゆっくりするし。

司会

 ありがとうございます。 それでは、若い  S さん。

(S)

 そうですね、まず「定年後も働いているよ」というような一幸会の継続雇用というのもがあって、同じ環境でそのまま働けるというのであれば働きたいと思ったし、やっぱりだんだん順応性が無くなっているもんだから新しい環境に踏み出すという勇気が無いというのもありました。
 そして第一に、何か所か事業所も変わりましたが、やっぱりどこの職場に行ってもまず上司、同僚、本当に恵まれて良い職場だった―というのが、それがまず一幸会の土台だと思うので、その2点に限ります。本当に働かせていただいていてありがたいと思います。

司会

それではもう一人の(継続雇用)1年生(笑)N さん。

(N)

 1年生ということで、声かけてもらったというより私自身再雇用について上司に話をさせてもらって「働いてくれるのであれば働いてほしい。」というそういう優しい声もいただいたので、働かせていただいてます。
 それこそ新たな職場ということは当然考えられなくて、新しいところにいけば覚えることも大変で、ここは慣れた施設ということで何処に何があるかというのもわかるし、安心してるし、皆さんの顔も気心もわかるので、ここで働かせてもらえるのであれば働きたいなと思って。
  ただ、やっぱり体の面ではだんだんきつくなってきてるなと思うことがあります。車椅子を動かすのもきついなと思いつつ、皆さんの協力を得ながら働かせてもらっています。まわりの環境や関わりも大変良く、楽しく仕事させていただいています。

司会

  それではもうお一人。D さん

(D)

 ほかの方と同じで、60歳過ぎて新しい職場というと、新しいことも覚え直さなければいけないし、今のやっている仕事が慣れていて、上司にも恵まれていて、自分がちょっと怪我した時も、「すぐ医者に行きなさい。」と言っていただいたりして、ここまで続けています。
 基本から教えてもらって、いろいろアドバイスもらったり、利用者さんとも楽しくやっています。きつい面は協力してもらって、手を貸してもらったりして今まで続けています。これからも体が続く限り続けていきたいなと思ってます。

司会

それでは2番目の『一幸会今と昔』について、昔を一杯知っていらっしゃる Y さん、お願いします。

(Y)

 10年もブランクがあって忘れちゃった(笑)
  私が今働いていて思うのは、開所当時と比べるとすごく手をかけているなと。洗面所にズラーッと歯磨き用のコップが並んでいて、食後の歯磨きなど、すごく手をかけているなと感心しています。 自分たちの頃もしてこなかったわけではないけども、あんなに一杯って感じで。すごいなーと思ってます。
 あと、私たちのころはおしゃべりな人が多かったのか、今の人たちって静かだな~って。職員が静かだな~って思いました。

司会

10年間のギャップがあったからこそ気が付く今と昔があると思うから、そういうところに Y さんは気づかれたんですね。特に特養の方は若い職員が多くて、私もわからない人もいるんですけど、でも教え合いながら良い雰囲気でやっているみたいだなと思って見てます。仲良いですよね。

(Y)

 もっとも、私の勤務時間が10:30から13:30という限られた時間で、割とその時間っておしゃべりとかする暇もないほど動くからだとも思うけども。おー静かだなーって思う。余計なことはしゃべらないってことかな。

(E)

 にぎやかな人いなくなったから静かになったんでね。(笑)

(B)

   余計なことはしゃべらねって感じ。

司会

 M さんどうですか?どんな感じです?今と昔

(M)

 今と昔のぉー。私も20何年間お世話になっていますけれども、いろいろ転々と職場も変わったり、いろんな所に行かせてもらったり、大変いい経験をさせてもらっています。 
 昔は特養に入ると『可哀そう』とかそういう感覚があったけど、今はそうでなくて、私の母親が池幸園に入る時、『まずここで楽しんでくれの。』と言ったんです。具合が悪くても色んな人から関わってもらうのがいいかなと。一人暮らしでいた人だから。そういう点でも若い人からも関わってもらうと気持ちも若返るし。マイナス面でなくプラス面でみなさん(若い職員)から良くしてもらっているなと思いました。
 この前も、「(母親が)外の雪見たら泣いてた。」というようなことを(職員から)教えてもらったりして、ありがたいと思って。自分も利用者の家族からそう思ってもらえるようにしたいなと思っています。
 でも、なかなか年には勝てず、自分のパワーが減退してるというのがわかるもんだから。若い人にちょっと声かけて一緒にしてもらったり手伝ってもらったりして、自分にもどかしいところもあるんだけれども、職場の人にカバーしてもらって続けているような感じです。できるだけ自分でやれるだけ頑張りたいなという気持ちは持ってます。それがどれだけやれているかわからないけれど。気持ち的にはみなさんと一緒に頑張りたいなと。
 『今と昔』というテーマに対して、なんかまとまりがないようですが、そういう感じでいます。

司会

H さん、10年以上ですよね。どうですか。

(H)

 15年ヘルパー一筋。在宅でやってきましたが、私が(一幸会に)入った頃、昔は池田内科の病棟のところが事務所でした。それで、内川が事務所の後ろを流れていて鴨が泳いでいて環境がいいなと最初の印象です。
(周りから『そうだった―。』と懐かしむ声)
 新しい事務所に移って何年か経ちますが、在宅だと色んな人生の先輩たちがいらっしゃって、自分の将来を見ているような感じがしてとても勉強になります。一人暮らしの方が多いのですが、一人暮らしでも頑張っていらっしゃいます。病気等で大変な方も中にはいらっしゃいますが、そういう方々を見てとても勉強になります。
    だんだん利用者さんの年と私の年が近づいてきている方が中にはいらっしゃるので、自分も介護される側になってきているのかなという風には思いますが、健康管理に気をつけて頑張っていきたいと思っています。上司、同僚にも恵まれてありがたいと思っています。

司会

(上司の立場での発言)Hさんは事業所の中で一番元気です。 (一同 笑)
  それでは最後のテーマになりますが、『若い人へのエール』ということで、お願いしたいと思います。それでは C さん。

(C)   先ほど若い職員の声が小さいというお話がありましたが、今の私はどんな方がいるのかうまく掴めてないところがあるんですが・・・。最近若い人たちは職員通用口ですれ違っても顔を知らないと「おはよう」って言葉がないんです。
  これまでの私たちは『同じ通用口を使うということは同じ職場の人だから、顔を知らなくても『挨拶はしっかり』と言われてきました。今は(同じ法人職員でも)知らない人には挨拶しない、という風潮ですごく寂しいっていうか。ちょっと違うんじゃないかなぁーって。そういったこともコミュニケーションの一つなので、利用者さんだけでなくて、若い人、年取っている人、職員全体も声掛け合ってというのが実はチームワークとしては大事なんではないかな。
(J)   だよね。『こんにちは。』『おはよう。』『さようなら。』『お疲れ様。』基本的なことだよね。
(C)   それがちょっと寂しいなと思って。だからそういう時はこちらから掛けます、声を。「おはよっ!。」って感じで。(笑)
 さっき言ってたスマホで育った人たちだから。自分たちは、電話の時は、「○○さんお願いします。」と声を出してコミュニケーションとっていた時代だから、声を出すこと、話すことが苦手でなかったんだけど。今の人たちが知らない人と話をするのがちょっと苦手というのであれば、私たちの仕事は対人援助ですから、少しでも感じてもらえるよう、こちらから明るく2倍にして返したいなぁと思います。
(B)

 挨拶というのは基本だからね。

(J)  でもね、サテライトだとユニット形式だから朝の7時から11時ごろまで一人の時があるから池幸園と比べるとそういう機会が少ないのかな。一人で見てるから大変は大変だよ。だからすごい(頑張ってる)よ。
(C)  それからすればいい時代に働いてたなー(自分たちは)。お互いに「あれやって」「これやって」「あれやった?」「これやった?」って声かけあいながらやれてたってことが、ありがたかったなぁ。  チームだからね。
(J)  この間池幸園に行った時、二人組んで車イスに移乗したりしているのを見ると、やっぱり仲間意識というか、二人でないとできない事だから協力してやっているんだな、と思って見たけども。若い職員と先輩職員と組んで声掛けしながらやってたよ。
(A)   「(利用者さんが)寮母さーん」と呼んでた時代があったからね。
(B)  今は「ヘルパーさん」って呼ばれる。
(C)  昔は自分とこのおじいさん、おばああさんという意識があって。
(A)  自分の親だと思って接してた。
(C)

 利用者さんとかお客様という前に自分ちのおじいちゃん、おばあちゃんだったらどうするかという、そういう家族意識があったから、色々どこかに連れていってあげたいと思ったんだけど、それがじわじわと制度というものから隅に追い詰められて・・・。

(M)   措置制度から介護保険になったというので・・・。なんか変わったよね・・・。
司会  I  さんはどうですか。若い人へのエール。
(I)  3時間ほど働かせていただいてて・・、私は若い人からどんどん注意をもらわねばねような立場だから。(笑)平成23年の11月1日から再びお世話になったんだけど、その頃若い人の言葉づかいに気になることがあったけど・・・。勇ましい言葉使いする女の子がいて・・・。めっこい(可愛い)笑顔のプラスアルファがあればいいのだけど・・・。思わず誰が言ったのかとびっくりしたことありました。
司会 今年はそんなことはなかったですか。
(I)   うん、なかったです。(周りから笑い)
司会  K さんどうでしょう。
(K)  へルパー一筋できたんですけど、ヘルパーってすごくいい仕事だなと思ってるんです。私自身も好きでやってるし、若い人たちからも長く続けていってもらいたいなと、いつも思ってます。
 やっぱりコミュニケーションとるのも大事だし、お年寄りと会話するのは自分のためにもなるし、勉強にもなるし、でもやっぱりなかなか若い人は長く続かないというところがあるみたいなんですよね。どうすれば長続きするのかは難しいところなんですが、これはやっぱり好きでないとできないのかなと思います。浅い気持ちではできないかな。 
 どんな仕事でも大変だと思うけど、お年寄りと気持ちを通じ合えるまで頑張らないとできないのかな、と思います。 私も十何年なるけど、いつも初心を忘れないで、慣れてくると、慣れというのは怖いことだから。自分がヘルパーになった時、こういうことは気をつけようと思ったことはいつも思い出して注意しています。
司会

一言「ありがとう」と声が返ってきただけで報われる感じがありますよね。  E さんどうですか。『若い人へのエール』

 

(E)

 平成2年からみんなここにいる人一緒でうれしい。ずーっと池幸園で働いて。去年の4月からポーンと『健楽園つどい』に飛ばされて、業務を覚えるのに大変でした。もうやっぱりしっちゃかめっちゃかでわらなくて。もうすぐ1年になるところで、なんとかね。足引っ張ってませんか?(おなじ事業所の同僚にむかって)(笑)
 私たちが若い人たちを育てていかないと私たちもいつになっても卒業できないから。でもここにいる皆さん、卒業する気はまださらさらないような感じで元気だけどの。(笑) 
  自分の身体に鞭打ちながら、まぁ今は健康で働けるので楽しく働いていますけども。若い人に注意することは注意して(先輩として)。うるさいおばさんだと思われる時はあるかもしれないけど、今の職場でもそうですけども。長く勤めているとわかるものだから。つい、「こういう時はこうした方がいいよ。」って教えながら私は若い人を鍛えています。新しい職員も増えてきたので『健楽園つどい』は楽しいところだと言われるようにすることが私ちの使命だとも思っているので頑張りましょう。

司会

あと4,5年もすればプラチナ予備軍も1割から2割になりそうですし。それではトリは A さん。

(A)  なんか、初年度からいる顔ぶれを見ると、なんかホットするというか、今の新しいところに行っても知らない人ばかりで・・・。挨拶しても「エッ、どこのおばさんや」って感じなんだけど。
 私も初年度からなので、いろんな所にお世話になってきましたけども、職場のメンバー、上司に感謝です。ちょっと、自分自身挫折があった時に、上司から「仕事忘れて少し休め」って言われた時、「もういらない。」とか言われるのでなくて、「休め」っていわれたことが私の記憶に残っていて、とても有り難かったなって。一杯資格も取らせてらったし。自分も勉強になったし。60歳の退職のときに一言そういう感謝の気持ちを書いてご挨拶させてもらったんだけど、同じ所にいて頑張るということはプラスの面が一杯あって、嫌なこともあるかもしれないけども、どこにいっても嫌な事というのはあることだし、人間関係も難しくなる。慣れたところで「頑張れの」って子供にも言ってるんだけど、今の若い人たちにもそういうふうになってもらいたいと私は思います。
(C)  年取って思うんですけど、「継続は力なり」というのは本当だなぁと思うんです。
 年取ってから見えることって一杯あるんですよ。若い時って血走ってカーっと何かやるけど、あとから考えると、一人の人とどうやってうまく付き合っていくか、一つの仕事とどうやってうまく繋がっていくかという経験が将来の自分の力だと思うんです。
司会 同感ですね。それでは最後にまた代表より一言お願いします。
(J)  6時間以上の継続雇用の方は60歳定年の時の退職金と比べるとちょっぴりですが、退職金もでますよ。そういうのも楽しみにしながら働いていただければいいかなと思います。
  (今日参加された皆さんには)自分たちがやってきてここまで作り上げてきたという思いがあると思うんですよ。だからそれを若い人にも上手にお話しながら、それこそ挨拶からだとは思うんですけど、育てていってもらいたいと思います。以上です。
司会  本日はプラチナ世代のみなさんからゆっくりお話を聞くことができてとても良い時間になりました。最後に写真を撮って散会したいと思います。

 

”人材”ならぬ”人財”とよく言われます。
プラチナ世代の知恵、経験は法人にとって貴重な
財産!これからもアドバイス宜しくお願いします♥♥♥